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コーヒー用品などを扱うメリタジャパンは、ひき立てのコーヒーの香りが脳の前頭葉の血液量を高め、集中力や記憶力、企画力などを向上させることが明らかになったと発表しました。
同社は家庭でのコーヒーにこだわるユーザーの増加に合わせてコーヒーの香りに関する実証実験を実施。20代〜40代の男女9人に「グラインダーで豆をひいた直後に発生する香り」や「コーヒーにお湯を注ぐ時に発生する香り」をかいでもらい、脳の血流増加量を計測しました。
2つの香りをかぎながら数字の計算を行う検証では「コーヒーにお湯を注ぐ時に発生する香り」よりも「グラインダーで豆をひいた直後に発生する香り」をかいた時の方が血流量が大きく増加することが分かりました。
部位別脳血流量の変化(被験者9人平均)測定した脳の前頭葉16部位の全箇所において、グラインダーでコーヒーをひいた直後の香りをかいだ時は、コーヒーにお湯を注ぐ香りをかいだ時よりも血流量が大きく増加しました
さらに、同じ計算課題を行う場合には、「ひいてから一週間が経過したコーヒーの香り」よりも「その場でひいた新鮮なコーヒーの香り」をかぎながら行う方が血流量が大幅に増加するという結果になりました。
部位別脳血流量の変化(被験者9人平均)測定した脳の前頭葉16部位の全箇所において、グラインダーでコーヒーをひいた直後の香りをかいだ時は、ひいてから一週間が経過したコーヒーの香りをかぎながら行った時よりも血流量が大きく増加しました
検証の監修と実施を担当した杏林大学名誉教授・医学博士の古賀良彦先生は次のように話しています。
前頭葉は集中力や記憶力、プランの実行などをつかさどる脳の中でも高等な機能を営む重要な部位です。今回の実証実験での被験者9人全員の前頭葉16部位全箇所の血流量が大幅に上昇したという結果は、ひきたてのコーヒーの香りが持つ強い脳活性化作用を示しています。集中したいときやアイデアを生みたいときは、コーヒーをひき、お湯を注ぐ前に新鮮な香りを十分に楽しんでから頂くことがおすすめです。
※メリタジャパン調べ
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