1つあたり10秒で読める「マンガで雑学」のお時間です。今回もちょっと意外な3つの雑学を紹介していきますよ。
日本初の「ネジ」は“歴史的貴重品”の中に入っていた
ネジ自体は、紀元前のヨーロッパで似た仕組みの大型機械が用いられていたとされていますが、現在のような固定具として使われ始めたのは中世に入ってから。
日本への伝来は1543年、有名な「種子島の火縄銃」に使われていた物が最初だといわれています。当時、漂着したポルトガル人から大金を投じて買い上げられた火縄銃はたった2挺。“歴史的貴重品”のパーツだったのですね。
- 参考:「ねじの歴史」(帝国製鋲)
ウルトラマンのいる「M78星雲」が実在するって知ってた?
初代ウルトラマンらの故郷は「光の国」がある「M78星雲」という設定になっていますが、この名を冠した本物の星雲があります。オリオン座の中央に並ぶ3つ星の隣にあり、望遠鏡などを使えば、ちゃんと見ることができます。
名前の由来は、18世紀フランスの天文学者シャルル・メシエが作成した「メシエカタログ」。星雲、銀河などをまとめたこの資料に78番目の天体として掲載されていることから、「メシエ」の頭文字「M」と「78」を組み合わせた「M78星雲」と呼ばれています。
ただし、ウルトラマンが住む「M78星雲」は、あくまでも現実世界から名前を借りた架空の存在。本物の「M78星雲」は紫外線が強く、実際には生命が住めるような環境ではありません。うーん、ちょっと残念。
段ボールはもともと、頭に載せるアイテムだった
段ボールが生まれたのは、19世紀(1856年)のイギリス。もともとは通気性とクッション性を兼ね備えた素材として、シルクハットの内側に使われていました。厚紙を波状に折った独特の形は、昔の貴族が着ていた服の襟もとをヒントに作られたそうです。
その後、割れやすいガラスなどの輸送に緩衝材として使われるようになり、日本では1909年に井上貞治郎さんが製造に成功。「段ボール」の名付け親ともなりました。
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