「青空文庫」で公開されている文学作品を、1作品/1カ月で読み切れるように小分けにして毎日メールで配信してくれるWebサービス「ブンゴウメール」が登場。Twitterなどで「これはステキ」「楽しみ」と期待する声が上がり、注目を集めています。
青空文庫は、著作権が切れてパブリックドメイン化した文学作品などを公開しているWebサービス。ブンゴウメールでは、その中から過去の名作を中心にメールで配信。1日1通、1〜3分で読める程度に小分けされた小説のテキストを毎朝配信します。
Twitterユーザーのほげにし(@kame_f_no7)さんが、自身が最近本を読めていないことに危機感を感じて、何とか読める仕組みを作りたいと思ったことから開発。忙しいと仕事関連の本ばかり読んでしまったり、「スキマ時間はあるんだけど、ついついスマホを見てしまう」といった場面にも、自動でメールとして送られてくることで気軽にチェックするように読み進めることが可能となっています。
現在サイトでメールアドレスの登録を受付中で、5月から配信開始予定。他にもアピールポイントとして、メールの送信者名が作者名になっているので受信箱に文豪が並ぶ、メールなので仕事中でも読みやすい、また続きが気になったら青空文庫にいってすぐに読める、などの点を挙げています。
ちなみにほげにしさんのブログでは、メール以外の方法でも受け取れるようにRSSフィードを公開。さらにブンゴウメール公式ブログも用意され、こちらを購読することで通常のブログのように読むことが可能です。
配信後は、このサービスで「ちゃんと読書が続くのか」を検証予定で、コンテンツの長さや配信方法の最適化も行っていく予定とのこと。気になる方は、配信がスタートする5月までにあらかじめ登録しておくのがいいでしょう。
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