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「世界をオマエのモノにしてやろうか」「いらない」 変な神様に取り憑かれた少年の漫画が深い

変な神と少年の不思議な関係。

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 不可思議な神様に取り憑かれた少年を描いた創作漫画「変な神様が憑いてる。」がTwitterで「考えさせられる」と話題になっています。作者はTwitterpixivに漫画やイラストを投稿している鳴蚊嶋五連さん。


漫画 創作漫画「変な神様が憑いてる。」

 主人公の少年に神様が憑いており、小さいころは簡単な願いごとをかなえてくれる楽しい神様でした。今は世界征服など壮大な贈り物を少年にしようとし、断られてしまっています。


漫画 少年の前から消える神様

 中学生になると少年の周りからなぜか同級生が消えているという不可解な現象が起こります。そのことから少年はこの神様が実は良いものではないことに気付きます。自分の人生に干渉しないでほしいと神様に告げる少年。「オマエのためを想って」と反論する神様ですが、「やめて、あなたのこと嫌いになってしまうよ」という少年の言葉を受けて、干渉をしないという願いを聞き入れます。


漫画 神様が再び姿を現すと……

 しばし目を閉じて少年の元から離れる神様。次に神様が現れたときには、少年はお葬式のような会場にいて、ケガをしていました。少年は神様にお願いごとをしようとしますが、「オマエの事を嫌いになりたくない」からと神様は拒みます。


漫画 そして日常に

 願いをかなえてくれないのならなぜ戻ってきたのか、そう問いかける少年に神様は何も答えず、ただ頭をなでて、そしてまた以前の日常へと戻るのでした。「願いが叶わなければ幸せじゃない世界なんてろくなものではない」そんな言葉とともに物語は終わります。

 漫画を読んだ人からは2人の関係や行動についてさまざまな解釈が寄せられています。深く考えさせられる作品でした。

画像提供:鳴蚊嶋五連さん

(植木鉢)

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