国立科学博物館(東京・上野)で7月13日〜10月8日に開催される特別展「昆虫」で、新種の昆虫が展示されることが明らかになりました。
特別展「昆虫」は、昆虫の体の仕組み・能力・生態などを昆虫標本やCG、体感型の展示などで紹介する催し。会場には全長約2メートルの巨大模型が置かれ、数万点に及ぶ標本が並びます。
同展の企画チームは九州大学・三田敏治助教の調査に同行し、インド洋マダガスカルで、セイボウ(青蜂)の未記載種(まだ発表されていない種。今後論文発表を経て、新種として認定される)の採集に成功。会場に展示するとともに、来場者1人の名前を昆虫の名前(学名)として採用します。
ネーミングセレモニーには、同展のオフィシャルサポーターで昆活マイスターの俳優・香川照之さんも出席。応募の詳細は同展の公式サイトから確認できます。
この他にも「ヤンバルテナガコガネ」のホロタイプ標本(その種の基準となる標本で1つの種につき世界に1点しか存在しない)や、琥珀に閉じ込められた「絶滅目の昆虫」などの貴重な姿を展示。
体長数ミリの小さな昆虫を特殊カメラでのぞき見るコーナーや、正しい昆虫採集テクニックを学ぶコーナーなども用意されています。
特別展「昆虫」
会場:国立科学博物館(東京都台東区上野公園7-20)
会期:7月13日〜10月8日(休館日:7月17日、9月3日、9月10日、9月18日、9月25日)
時間:9時〜17時(金曜、土曜日は20時まで)※入場は各閉館時刻の30分前まで
※8月12日〜16日、19日は18時まで ※開館時間や休館日については変更する可能性があります
入場料:一般・大学生1400円(当日券は1600円)/小・中・高校生500円(当日券は600円)
※金曜・土曜限定ペア得ナイト券2000円(17時以降2人同時入場限定、男女問わず、当日会場販売のみ)
※未就学児は無料 ※障害者手帳をお持ちの方とその介護者1人は無料
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 特別展「昆虫」オフィシャルサポーターに“カマキリ先生”香川照之さん
肩書きは「昆活マイスター」。 - でけえ! 全長140ミリの巨大「ダンゴムシ」カプセルトイ登場 昆虫嫌いな担当者が2年かけて開発
カプセルトイでカプセルレス販売。 - ナナフシは鳥に食べられて子孫を拡散!? 東京農工大など研究
飛べない虫が遠くへ移動する方法? - Twitterの人気アカウントが念願の図鑑に! ゆるふわ漫画満載の「じゅえき太郎のゆるふわ昆虫大百科 」発売
身近な昆虫約70種類を中心に「カブトムシは飛ぶのが苦手」「クワガタのボディ」などの漫画を収録。 - “ダミーの巣”でアシナガバチの巣作り防げるとのツイートが話題に 蜂の専門家に効果聞いた
新聞紙で簡単に作れちゃうダミーがまさかの効果発揮。 - 地下ドル「かみつき!MAD-DOG」はなぜ初ライブでカブトムシを食べたのか 一緒に食べながら聞いてみた
一緒にカブトムシを食べてみました。 - 昆虫や藻が原料のファストフード IKEAのラボが提案する食の未来がイノベーティブすぎる
未来志向のファストフード。 - コノハムシ、ハナバチ、ハリガネムシ…… 今にも動き出しそうな生き物のバルーンアートがめっちゃリアル
「気持ち悪い」は褒め言葉。