advertisement
近所に出没する落ち武者の幽霊と女子高生を描いた漫画「近所の落ち武者の話」に、多くの人が癒されています。
作者はまるかわ(@marukawa81)さん。雑誌『ウィングス』で七十二候(季節)をテーマにした日常妖怪漫画『よろずの候』を連載中です。
「近所の落ち武者の話」に登場するのは、ある町の「30」と書かれた道路標識付近に出没する落ち武者の三十郎と女子高生ヒロちゃん。ヒロちゃんが学校帰りに標識の近くを通ると三十郎がドロンと現れ「どうしたの? お散歩?」とほほえみかけます。ヒロちゃんは日本史の授業について聞きたいことがあり、「三十郎落ち武者だし、武士のこと詳しいよね?」と尋ねるのですが……。
暗い顔で「やめよう、そういう話」と三十郎。ヒロちゃんはつらいことを思い出させてしまったかと、申し訳ない気持ちに。
そして三十郎が続けた言葉は「ヒロちゃん、今の日本のこと説明できる? 偉い人の名前全員言える? 最近の事件全部思い出せる?」。分からないというヒロちゃんに「落ち武者だって同じ! なんにもわかりません! そんなことより猫さん見よ!」とニコニコする三十郎なのでした。
ヒロちゃんが悪いこと聞いちゃったかなと思ったのをくみ取ったかのような三十郎のフォロー。最後に「猫さん、見よ!」と満面の笑顔で話す姿は優しさの塊! ほのぼのしたやさしい世界、そして、三十郎の時代を超えたかわいらしさに癒される漫画なのでした。
画像提供:まるかわ(@marukawa81)さん
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 浮気されたので丑の刻参りにやってきました → まさかの展開に 丑の刻参りの意外な効用を暴く漫画が謎の説得力
もちろんフィクションですが、何も知らなかったら信じてしまうかも。 - いわくつき物件に幽霊出現――からまさかのボーイミーツガール 奇妙な恋物語の行く末が気になる
恐怖心と恋心は紙一重? - 許容範囲広すぎ! 5体の幽霊に取り憑かれた友人の漫画がクセになるゆるさ
幽霊たちとのスローライフ。 - 死んだ父親が成仏するため娘を笑わせにくる漫画が話題に 一発ギャグと“ほっこり”が共存するいい話(?)
カタブツのお父さんから放たれる小学生のようなギャグのギャップがやばい。 - 人間を呪い殺すはずが……? 憎しみのオーラ漂う市松人形とおじいちゃんの漫画が怖い話から一気に泣ける展開へ
呪いの人形も出会いで変わる。