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砂時計といえば、数分程度の短い時間を測るタイプが一般的で、長いものでも1〜2時間ほど。しかし、島根県には砂が落ちきるのに1年間もかかる“世界最大の砂時計”があります。
今回は、そんな常識を覆す砂時計「砂暦(すなごよみ)」をご紹介します。
砂が落ちきるのに1年間かかる世界最大の砂時計
砂暦は、「仁摩(にま)サンドミュージアム」に設置されている直径1メートルの砂時計で、高さは5.2メートル、重さは560キロ。その巨大な容器の中には1トンの細かな砂が入っています。
普通の砂時計同様、砂が自重で落ちていく仕組みになっています。ですが、容器内に温度差が生じ、空気の流れが生まれると砂の落下速度に影響するため、コンピュータ制御で容器内の圧力調整を行っているとのこと。これにより、0.84ミリの穴から毎日2740グラムずつ砂が落ちるようになっているそうです。
砂暦は1991年から稼働しており、2015年には「世界最大の砂時計」としてギネス世界記録に認定。しかし、頂点に立てば突き上げを食らうのが世の常なのか、翌年、鳥取県でも超巨大砂時計の試作機が登場しています。
最終的には容器全長6メートルの砂時計を作り、砂暦を超えようと計画が進められていましたが、制作費用に3億円超かかることなどから断念。砂時計でも世界最大ともなると、さすがに金額が……。
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