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「鳥の巣が1トン超」ってどういうことだよ! 世界一巨大な巣を作る「シャカイハタオリ」

数百羽が住む“巨大マンション”になることも。

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 鳥の巣と聞いて、どんなものが頭に思い浮かぶでしょうか。おそらく日本では、軒先などに作られる小さなつばめの巣をイメージする人が多いのでは?

 ですが、海外には何と1トンを超える巨大な巣を作る鳥も。今回は、そんな変わった習性を持つ「シャカイハタオリ」の雑学をご紹介します。



世界一巨大な巣を作る鳥「シャカイハタオリ」

 シャカイハタオリ(Sociable weaver)は、アフリカ南部に生息。全長約14センチの小さな鳥で、大きさや体の模様はスズメによく似ています。しかし、枯れ草で作られるその巣は、直径10メートル以上に及ぶことも。何十年間もかけて巣が拡大していき、数百羽が生活できる“巨大建築”になったり、重量が数トンに及び、巣を作った木が倒れてしまったりすることもあるそうです。

 シャカイハタオリには仲間と協同して巣を作る習性があり、その内部にはいくつもの小部屋が。人間に例えるならば、みんなでマンションを作り、集団生活しているような感じなのかもしれません。こうしてできた大きな巣には保温効果があり、昼でも夜でも温度が一定に保たれるそうです。





 みんなで1つの巣を作っていくシャカイハタオリ。さぞかし仲が良さそうですが、実際には個体によって巣作りへの貢献度合いが違ったり、集団の利益に反する行動を取る個体がいたりと、足並みがそろわないことも珍しくないもよう。「トラブルもあるけど、何とかうまく回っている」という、何だか人間臭い日々を過ごしているのかもしれません。

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