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2月の日付が1日分だけ追加される、うるう年。一般的には「4年に一度にやってくる」と説明されますが、これは厳密にいうと誤り。実際には“うるう年がスキップされる年”があり、400年間で97回しか訪れないのだそうです。一体、どうしてなんです?
「うるう年は4年に1回やってくる」が、本当は間違っている理由
地球は1年間かけて太陽の周りを一周しますが、これにかかる時間は約365.24219日と中途半端な数値。日本を含む世界各国で採用されている「グレゴリオ暦」では、「1年=365日」と定められており、毎年少しずつズレてしまいます。
この調整のために設けられているのが、うるう年。挿入されるタイミングにはルールがあり、よく知られているのは「4で割りきれる年」というものです。しかし、ここには「100で割り切れる年の場合は、400でも割り切れないとうるう年にならない」という例外も存在します。
ちょっと分かりにくいのですが、要するに「通常は4年に1回、うるう年」「例外的に、2000年、2100年、2200年のようなキリの良い年は、400年に1回だけうるう年」とされているのです。
このようにして、うるう年を400年に97回にすることで、実際の1年間と暦上の1年間のズレは、約0.00031日まで小さくなるそうです。
この小さな差でも数千年かけて積み重なると、1日程度のズレが生じてしまいますが、国立天文台によれば「そのときにどのように修正をおこなうのかは、今のところはっきり決まっていません」とのこと。グレゴリオ暦は世界的に使われていますが、完璧というわけにはいかないようです。
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