「仕事や勉強でお疲れの人に『ふふっ』とした笑いを」と、漫画家のあづち涼(@aduchiryou)さんがTwitterで始めた「ふふっ漫画」シリーズ。2作目が5月に話題となって以来(関連記事)、現在11作目まで続いています。その中から4作品を紹介するので、癒やしと元気をもらいましょう。
シリーズの始まりは4月27日の投稿から。寒さに震える女の子が、温もりを求めて飲み物の自動販売機へ手を伸ばします。しかし、よりによって「つめた〜い」ボタンを押してしまう痛恨のミス。最悪だーっ!
彼女は2本目を買い直すお金がなかったのか、泣く泣く冷たい缶だけを持ち帰ることに。すると自販機から、「当たり」を告げるファンファーレが鳴り響きます。今度こそホットドリンクにありつける、ラッキーなチャンス! ……だったのですが、あわてた末にまたもや「つめた〜い」を押してしまい、結局冷たい缶が2本に増えただけで終わるのでした。せつねえ。
このように、2ページ目でスッとオチるスタイルがシリーズの醍醐味。ジョギング中に水分補給を……と思ったらボトルの中身が残念だった話(その6)や、泣きながら娘を呼び止めるシリアスなシーン……と思ったら、彼女の行き先がえらい場所でずっこける話(その7)など、前半・後半の落差が激しくて本当に「ふふっ」とさせられます。
そして「その9」は、人気の火付け役となった2作目の続編。前回メガネを頭に乗せたままメガネを探していた女の子が、今度はなにやら電話しながらオロオロしているようです。ちなみに、女の子を心配そうに見つめる紳士も前回と同じ。
紳士は彼女とすれ違う瞬間、通話の内容を耳にします。彼女は「私のケータイが見当たらないの」と泣きながら、ケータイで通話していたのでした。今お前が手にしている物はなんだーっ!
あづち涼さんといえば女子ソフトテニスを題材にしたコメディ漫画『そふてにっ』などで知られていますが、Twitter上でもネタのキレを惜しげもなく披露。読者からは「リアルに『ふふっ』と笑ってしまってくやしい(笑)」「雨でテンション落ちてたけど持ち直した」といった声が寄せられています。作者の願った通り、疲れた人に笑いをもたらしているようです。
「ふふっ漫画」シリーズはpixivのFANBOXでもまとめられており、こちらでは月額300円の支援をすると、追加で他作品のネームや未発表原稿も読めます。
(沓澤真二)
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