生き物をモチーフにしたかわいい陶器の作品が注目を浴びています。リアルな造形の器に驚きで目を見張ります。
陶器の作者は兎(@Usaginorara1)さん。minneやヤフオクで不定期に作品を販売している作家さんです。以前は羊毛フェルト作品を製作していましたが、最近は陶器をメインに活動しています。
兎さんの作る陶器は、湯呑やお皿と一緒に生き物モチーフをくっつけて焼いています。カエルや金魚などの、水の中に住む生き物がメインですが、どの生き物も間違って陸に上がってきたのかと思わせるほどの仕上がりです。造形だけではなく色の付き方がより本物に近い濃淡で表現されているのもすごい。
生きているように表情豊かなカエルや、鱗の一枚一枚まで丁寧に作り込まれた金魚など、愛らしい動物ばかり。陶器の質感が濡れたように見えるせいもあって、ぐい呑みの青い底にいる金魚は今にも泳ぎそうな錯覚を起こしてしまいます。
兎さんに製作する上で一番苦労していることを聞いてみました。「粘土で形を成形するときの水分量の調節です。器を成形して乾燥しない内に生き物の部分も造形しているのですが、この時に器と生き物の部分との水分量が違いすぎると、乾燥や焼成の際に、ヒビが入ったり割れたりしてしまうので、適度な水分量を保てるように水で濡らした布をかけながら作ったり、器が乾燥する前に一気に仕上げるようにしたりしています」
器の造形から完成までの期間は「サイズによっても変わってくるのですが、1カ月程です」と兎さん。水分量に気をつけたり、筆で釉薬(うわぐすり)を掛けたり、慎重な作業が1カ月続くのは、とても大変そうです。
ペットのレオパードゲッコーのムンクくんをモチーフにした作品もあって、こちらも本物みたいです。自分そっくりな作品に対するムンクくんの反応についても聞いてみましたが「ムンクは特に反応無しでした笑 いつものようにシェルターから出てきて水槽を一周した後、いつものようにシェルターに戻って行きました(*^ω^*)」とのこと。せっかくそっくりに作ってもらったのに、興味は持ってもらえなかったようです。うーん、残念。
8月4〜5日に開催される「真夏のデザインフェスタ 2018」に出展予定の兎さん。実際にこの造形を見てみたいです!
画像提供:兎(@Usaginorara1)さん
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