このコツを知っていればアームレスリングで勝てる!
梅:アームレスリングには、「噛み手」と「吊り手」の2つのコツがあります。
噛み手での攻め方
まず「噛み手」から紹介します。噛み手とは、相手の腕を噛むように自分の手首を「くの字」に折り、相手の手首に自分の体重をのっけるイメージでやります。こうすることで、敵は力を発揮できずに負けてしまうんです。
――うわーーー! 噛み手最高じゃないですか! そうか、自分の体重を利用するのか……。
吊り手での攻め方
梅:次に「吊り手」。僕はこのやり方でアームレスリング勤労青年大会で優勝しました。吊り手の特徴は、敵に自分の手を握らせて、自分はあまり力を入れないことです。カマキリみたいに手を曲げてそのまま垂直に倒していきます。動画を見てもらうと分かる通り少し難しいですが、この握り方をマスターしたら即効で強くなれますよ。
――へーー! 攻め方にもいろいろあるんですね。アームレスリングって単純な力比べ以上のもっと奥深い競技なんですね。
梅:そうなんです。アームレスリングの極意は「いかに相手を不利な状態にもっていくか」と「本領を発揮させないように仕向けるか」の駆け引きなんですよ。
――名言が生まれた……。
梅:そうそう、もうひとつ、上記のコツと同じくらい大切なことがあるんです。攻め方のコツでもうひとつ付け加えると「構え方」、つまりポジションも重要なんですよ。
――……たかが構え方でそんなに変わるものですか?
梅:アームレスリングの基本中の基本です。「脇を閉めて自分の肘がへその中心に来る」ように構えます。こうすることで、より力を入れやすくなりますよ。
――なるほど、これで強くなれるんですね!
梅:はい、断然勝ちに近づきますね。あと最後にテクニックではなく、精神面で大事な話が。
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