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腕相撲激ヨワな女子高生が、全国大会優勝のマッチョマンから勝てる秘訣を教わってきた!(3/3 ページ)

筋トレなしで、手っ取り早く強くなりたいっ!

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メンタル、むっちゃ大事!

――まだほかにもあるんですか? それは一体……。

梅:ずばり、メンタルです。本気の勝負を挑むのであれば、これは常に意識してほしいですね。

――え……メンタルですか? でも待ってください。今までの話からすると、腕と手首の筋力と技術さえあれば勝てる! みたいな感じでしたよ。メンタルはそこまで影響しないのでは?

梅:スポーツをするうえでは当たり前のことだけど、精神力って本当に大事。例えば、野球でケガした選手がいるとして、その選手はたとえケガが治っても、次にプレーするときにはまた傷つかないようにって、力加減を無意識のうちに緩めています。

 でもこれって限りなく不利になると思わないですか? 「絶対に勝つ」という強い意志を維持するのは難しいけど、勝つためには不可欠。というか、メンタルの強さで勝敗が決まることも少なくないんです。

――確かに、私もテレビのスポーツ中継などで似たような話を聞いたことがあります。オリンピック選手もよくメンタル面の話しますしね。それに、メンタルトレーニングとか精神の強化とかの本も見たことがあります。やはり筋力と精神の両方がそろって初めて勝負に挑む! 的な感じなんですね。


ムキムキマンの日常生活でのメリットとデメリット

――お会いしたときからずっと気になっていたんですが、そんなにムキムキで日常生活で得しかなさそうですね。周囲からの反応はどうなんですか?

梅:良いことは、普段接骨院で働いているので、お客さんが「普通の人よりほぐしてくれそう」と言ってくださるところです(笑)。仕事に分かりやすく結び付いていますね。

 でも、いやだなって思うときもたまにありますよ。

――というと?

梅:公共の場で小さくならなくちゃいけないことが困ることですね。電車に乗るときはカニのように横向きに歩くんです。肩幅が広すぎるのでほかの人にぶつかってしまわないように。



肩幅、広すぎないですか?

――その肩幅の広さ、逆三角形になってますもんね。

梅:毎日鍛えていますので。アームレスリングではもちろん、健康面からしても筋トレはやった方がおすすめです!

――今日は役立つお話が聞けました、ありがとうございました!

梅:今後腕相撲をやるとき、この方法で試してみてください。

――はいっ! 早速明日にでも!!



 というわけで、取材が終わりました。アームレスリングで勝つコツをまとめると、こうなります。

(1)「吊り手」と「噛み手」を身につける(この技で敵を不利な状態にもっていく)

(2)構え方を意識して、力を入れやすくする

(3)絶対に勝つ!! という強い精神を持つ

 ……と、ここで記事を終わってもいいのですが、せっかくなので「今回聞いたコツは本当に効果があるのか」を検証してみることにしました。

 今回のコツは、アームレスリングで使う技術ですが、腕相撲でも十分応用が効くはず。そこでクラスメイトの男子に腕相撲の勝負を挑み、ビフォーとアフターで結果が変わるかどうかを、前もって実験しておいたのです。

 以下、その結果!!


取材前

相手:男子5人

結果:全敗

 取材前は男子に全敗でしたが……


取材後

相手:男子5人(上記と同じ相手)

結果:負けた男子2人に今度は勝てました!


負けた男子のコメント

男子A:「耐えるのに強くなったね……なんで?」

男子B:「うわぁマジかよ、女子に負けたわ……。なんか急に強くなってない?」



 これは確実に効果ありです。さすがに男子全員には勝てませんでしたが、取材前に比べて、断然に耐える力がつきました。

 アームレスリングで勝ちたい人は、梅田さんのコツで明日から勝負を挑むのだっ!


ライター:中山彩歌

埼玉県の高校3年生。将来はマーケティング系志望。

長所:変人

短所:心配性

受験勉強頑張りますっ!


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