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「はじめてのパソコン」を買った娘、さっそく「Windowsアップデート」の洗礼を受ける(1/3 ページ)

誰もが通る道。

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連載:女子高生、「はじめてのパソコン」を買う

スマホファースト世代の女子高生(JK)がパソコンの必要性に迫られたとき、彼女は何を基準に機種選択し、どう使うのか? ひょんなキッカケからノートパソコンを持ったJK(17歳)とその父の二人三脚を描く、デジタルライフドキュメンタリー。



 これまでに、パソコンは学校の授業くらいでしか触ったことがなかったという高校2年の娘。

 そんな娘に、とあるキッカケからパソコンを買ってやることになった――のはいいものの、WindowsもMacも知らず、NECも富士通もパナソニックも「……?」、ソニーに至っては「損保会社じゃないの? パソコンと関係あるの?」という“からっきし”な状態。

 これは先は長そうだぞ……というのが前回までのあらすじ。

いわゆる「開封の儀」というやつ

 さて今回は、いよいよパソコンを買ってきた。娘が「どれでもいい! まかせる!」と言うので、父である私が考えた条件が以下である。

  • OSはWindows(父がWindows派なので)
  • メモリは最低でも8GB
  • HDDではなくSSD(256GBほど)
  • いずれ持ち運びするだろうから、本体重量は1.5kg以内
  • メーカーはDELLかASUSかレノボかマウスコンピューターあたり

 結果、買ったのはASUSのノートパソコン(ZENBOOK BX310UA-FC833T)である。公式サイトでは8万9800円(税込)。もっと安いものでもいいとは思ったが、こういうものは最初が肝心だし、初めて使うマシンとしては必要十分以上のモノだろう。

 さっそく「開封の儀」とやらを行い、どことなく満足げな表情の娘である。



開封の儀


人生初のパソコン

電源は入れられたけど、1ミリも前進できない娘氏


父

 どこに電源あるかわかる?


娘

 わかるよ、バカにするな。


父

 うむ、セットアップ画面が現れたな。


娘

 言語設定は日本語だとして、キーボード設定って?


父

 ここはそのまま、IMEでいいよ。


娘

 あいえむいーっと……。なんか長ったらしい「ライセンス契約」ってのが出てきたけど、これ全部読まなきゃいけないの?


父

 いや、読まずに同意でよろしい。


娘

 適当だな。




父

 次に「リージョン」です。


娘

 え? パソコンを使う理由とか、目的を入力しなきゃいけないの?


父

 ……それはリーズン(reason)だ。使用目的なんて聞いてこないよ……。


娘

 だよね、焦った……パソコンの分際でお前はなにを聞いてくるんだと。


父

 リージョン(region)は「地域」のことだ。


娘

 あ、じゃあ日本でいいのか……(ポチポチ)っと……。


父

 ほぼこれで完了なんだけど、ここまでの作業、1人でもできたと思う?


娘

 いや、絶対ムリ。わからない用語だらけでつまずくよ。


父

 リージョンとリーズンをごっちゃにしている時点でお察しだわ……次にWi-Fi接続な。自宅Wi-Fiのパスワードを入れて、完了……っと。


娘

 よしっ、これでネットにつながるんだね。じゃあ使わせて!


父

 いや、まだ作業が残っている。


娘

 えっ、なんの?


 そして、ここからが長かった……。


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