タレントのりゅうちぇるさんが両肩にそれぞれ妻のぺこ(本名:哲子)さん、長男のリンクくんの名前のタトゥーを入れたことが賛否両論を呼んでいる件について、お笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳さん、タレントの眞鍋かをりさんら芸能人がSNSで持論を展開しています。
田村さんは23日にInstagramを更新し、番組の共演者である背中一面に刺青が入った男性との2ショットとともにタトゥーについての意見を表明。漁師をしていた祖父が水難事故に備えて左腕に「田村」と刺青を入れていたというエピソードや、実際に刺青が入った人たちと触れ合った経験談を明かし、「仕事に対する覚悟の表れなんだと感動したのを覚えてます」「人を見かけで判断するなと教わりますよね? タトゥーも同じだと思います」など肯定的な姿勢を示しました。
眞鍋さんも、「なんでタトゥーで賛否両論…? それぞれの価値観なのに、他人のタトゥーにどうこう言う意味がわからない」とTwitterで疑問を提示。自分自身は絶対にタトゥーを入れないとしながらも、「それは私の価値観であって人に押し付けるのはおこがましい」とあくまで個人の価値観を尊重すべきだと主張しています。
また俳優の野村周平さんも、「タバコ吸ってたら印象悪い。タトゥー入ってたら印象悪い。意味わからない」とTwitterで反論。野村さんはこの投稿の前日に、Instagramで公開したタバコを持った写真がりゅうちぇるさん同様に賛否両論を呼んだ背景があり、批判的な意見に対して思うところがあったようです。
芸能人の意見表明を追い風に、一般人からも“タトゥーに理解を示さないこと”を間違った偏見だと糾弾する意見が多く見られる印象ですが、この流れはまた違った偏見を生み出す現状もあるもよう。りゅうちぇるさんが「こんなにも偏見されるのかと思いました」(原文ママ)と心境を吐露した投稿のコメント欄では、タトゥーに否定的な意見を持つユーザーが必要以上に叩かれる事態が発生しており、「ここではタトゥーに偏見のある人を徹底的に叩くという、2次被害というか、また新しい差別が出来ています」と“否定的な意見を持つ自由”について訴える人も現れています。
田村さんの投稿にも、「入れるのは自由ですがそれを正当化するのはどうかと?」「刺青の見方を変えよう! とか社会で認めてあげよう! は違うと思います」など、偏見を無くそうという正義感が暴走している部分もあるのではという意見が寄せられていました。
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