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「アダルトサイトを閲覧しているあなたの姿を撮影した」――仮想通貨求める恐喝スパムが横行 NISCが注意喚起

受信者が使用しているメールアドレスやパスワードがスパムに記載されているケースも。各機関はメールは無視することと、記載されていたパスワードの変更を推奨しています。

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 「アダルトサイトを閲覧しているあなたの姿をウェブカメラで撮影した。家族や同僚にばらまかれたくなければ仮想通貨で金銭を支払え」と脅迫してくるスパムについて、内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)と情報処理推進機構(IPA)が注意を呼びかけています。


恐喝 受信者の弱味を握ったとかたり、口止め料を求める手口(IPAより)

 IPAが当該メールを確認したのは3月が初。その後7月と8月に合計30件、9月には263件と、関連する相談が増加したといいます。

 当該メールには「『アダルトサイトを閲覧している姿を撮影し、連絡先情報を収集した』と脅す」「口止め料として仮想通貨を要求する」「送信元が受信者のアドレスになっている場合がある」といった特徴がみられます。さらに、受信者がWebサービス等で設定したことのあるパスワードが、件名や本文に記載されているケースも。アドレスやパスワードについて、IPAは何らかの原因で流出したデータをもとに記載されたものとみています。


事例 スパムの例。英語の場合もあるが、内容はほぼ同一(IPAより)

 NISCとIPAはこの手口を迷惑メールの一種とみて、支払いに応じないよう注意喚起。メールに記載されていたパスワードを現在も使用している場合は、変更するよう呼びかけています。


(沓澤真二)


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