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米カリフォルニア州のモントレーベイ水族館研究所が、深海に住む新種生物を発見しました。海底に根をはるようにフワフワと浮く、なんとも不思議な深海生物の動画がYouTubeに投稿されています。これが生物なのか……?
ふわふわ〜
発見されたのは、白く柔らかい繭(まゆ)のようなビジュアルの深海生物。まるで海底から生える茎のようなものの先に袋型の体がついており、海流に身を任せてゆったりとゆれているのが分かります。この不思議な生物は尾索動物(びさくどうぶつ)と呼ばれる種類のもの。身近なものでいうとホヤ類も尾索動物にあたります。
体を漂わせて、海中を流れる食物粒子を取りこむのがこの生物の特徴。尾索動物の中でも、“Culeolus(ツリガネボヤ属)”に属しているとのことで、深海の生態系研究に大きく貢献しているジェームス・バリー博士の名前にちなみ「Culeolus barryi」と名付けられました。
投稿された動画には、「新種の発見すごい!」「なんだかよく分からないけど惹きつけられる見た目」「海底に生える芽みたい」などの感想が寄せられています。
まだまだ謎が多い深海の世界。人間の想像を超える不思議な見た目の生物たちが、今後も続々と発見されそうです。
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