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東京テレメッセージが12月3日に「ポケットベル(ポケベル)」を利用した個人向け無線呼び出しサービスについて、2019年9月30日をもってサービスを終了すると発表しました。国内で唯一、東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県のみで提供してきたサービスが終了することにより、日本でのポケベルサービスは完全に終了したことになります。
無線を使って文字を伝える通信技術、“個人向け無線サービス”は平成初期に「ポケベル」として一世を風靡。東京テレメッセージでも1996年には契約数が120万を超えましたが、その後は携帯電話などの普及によって利用者が減少し、現在では契約者数が1500人を下回っていました。
今回のサービス終了については、「端末の販売から20年が経過したこと」などが契機と説明。サービス愛用者に対しては「皆様が長きにわたりご利用くださいましたおかげで、弊社は無線呼出事業から撤退することもなく、そして新たな分野での役割を見つけることができたものと感謝いたしております」とつづり、今後は防災無線等の地方自治体向け情報配信サービスに注力していく考えを示しています。
サービス終了となる対象端末
- 東京都 :03で始まる呼出電話番号の端末
- 埼玉県 :048で始まる呼出電話番号の端末
- 千葉県 :043で始まる呼出電話番号の端末
- 神奈川県:044と045で始まる呼出電話番号の端末
画像:東京テレメッセージより
(Kikka)
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