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近未来すぐそこ 奇想天外な「空飛ぶタクシー」アウディ&エアバスが開発、超期待!(1/2 ページ)

「Pop.Up Next」。10年以内の実用化を目指します。

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 アウディ、エアバス、イタルデザインの3社は、「10年以内の実用化を目指す」という空飛ぶタクシー「Pop.Up Next」のプロトタイプを初公開しました。この近未来感すごい。

「Pop.Up Next」プロトタイプ
「Pop.Up Next」プロトタイプ(写真:アウディ、以下同)

 自動車メーカーのアウディ、航空機メーカーのエアバス、デザイン会社のイタルデザインという業界の垣根を越えた3社が作るこのすごい乗り物は、大都市での道路と空中を利用した効率的なタクシーサービスの実現に向けて開発中。乗客を乗せる「パッセンジャーカプセル」、ドローン型の「フライングユニット」、自動運転EVの「グラウンドモジュール」の3つから構成されます。

 このモジュール形空飛ぶクルマのコンセプトはエアバスが2017年に発表していましたが(関連記事)、今回は実用化に近い試作機ということになるのでしょう。

ドローンにパッセンジャーカプセルを吊り下げて飛行
ドローンにパッセンジャーカプセルを吊り下げて飛行

 空飛ぶタクシーと言っても、クルマ単体が飛行できるようになっているのではありません。状況に応じてモジュールを合体/分離しながら臨機応変に運行する仕組みです。フライングユニットはパッセンジャーカプセルを吊り下げて飛行。グラウンドモジュールの真上に着地すると、カプセルを下ろして自動運転タクシーになって地上を走行可能に。乗客は乗り換えの必要がなく、車内でくつろいだり作業をしたりしながら、シームレスに陸路と空路を組み合わせて移動できるようになります。

 今回公開されたプロトタイプは実車の4分の1スケールで作られたものですが、アウディは、同社の本拠地であるドイツ・インゴルシュタットの「アーバンエアモビリティ・フライングタクシープロジェクト」という取り組みを推進しており、この空飛ぶタクシーの近く試験運用する準備を整えています。

地上では自動運転EVとなる
地上では自動運転EVタクシーとなる
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