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「車が空を飛べたら交通渋滞も起きないのに……」
そんなアイデアは昔からありましたが、今度はドローンのような空飛ぶ車のコンセプトムービーを、航空機メーカーとして有名なエアバス社が発表しました。
目玉コンセプトとしては、炭素繊維を使って重量を減らし、ドローンのような垂直離着陸ができるようになったこと。さらに人工知能を搭載することで、外出先から呼び出したり時間通りに迎えに来てくれたりすることです。また、駆動に電力を採用することで、環境負荷にも配慮している点が特徴的です。
「Pop.up」と名付けられたコンセプトカーは、3つの部位からできていて、それらの脱着により、地上を走ったり空を飛んだりできます。上から順に、「1.飛行用モジュール」「2.炭素繊維製の乗車用カプセル」「3.地上走行用モジュール」となっています。人間が乗車するのは中央の「乗車用カプセル」の部分。また駐車場がそのまま充電ステーションになっていて、飛行時に地上走行用モジュールが蓄電するシステムです。
今までの「空飛ぶ車」は、自動車に羽をつけて空を飛ぶシステムでしたが、これはドローン技術により垂直離着陸ができるという点でユニークです。これならば、滑走路のない都市部でも自由に移動ができるため、都市部共通の課題である「交通渋滞によるタイムロス」の減少が期待されます。
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フィクションの中の存在でしかなかった空飛ぶ車が次第に現実に近づいている。