advertisement
電車やバスなどの交通機関はもちろんのこと、買い物にも利用できるSuicaなどのICカード。その内部にはICチップが埋め込まれており、“小さなコンピュータ”といわれることもあります。
実際、その動作には電気が使われているのですが、「Suicaを充電した」「電池交換した」という話は聞いたことがありません。では、これらのICカードはどうやって電気を得ているのでしょうか。
解説
Suica、PASMOなどの「非接触型ICカード」には、学校で教わる「ファラデーの法則」が応用されています。これは「コイルの中の磁界を変化させると、コイルに起電力が発生する」というもの。「変化する磁界から電流を生み出せる」と言い換えてもよいかもしれません。
非接触型ICカードにはコイルが組み込まれており、磁気が出ている端末に近づけるとカードに電流が発生。それによって、通信を行う仕組みになっているのだそうです。
ちなみに、カードが得る電力は端末から離れるほど小さくなり、「有効範囲は半径約10センチ」といわれています。また、カードを斜めにかざした場合も電力が小さくなってしまい、処理が完了できない場合があるのだとか。「タッチ&ゴー」といわれるように、カードをしっかり近づけることだけでなく、向きも大事というわけです。
おまけマンガ
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「妹は俺の娘」は法律上可能である。○か×か?
嫁は無理でも。 - どうして「10.5ポイント」? Wordのデフォルトフォントサイズが半端な数値になった理由
Microsoftのミスではありません。 - 「40−32÷2=?」この問題、解けますか?
理系にはすぐ解けて、文系には解けない、とんち問答のような問題がネットで話題に。 - 21年前のワープロ「書院」で2018年にインターネットをしたら、無間地獄に突入した
ネット機能を搭載した21年前のワープロで、2018年のネットの世界を見てみました。 - まったく読めねェ! 「山梨県にしかない漢字」が存在する
正体不明の幽霊漢字とは……。