advertisement
「カチューシャ」といえば、アルファベットの「C」の形をしたヘアバンド。実はこの言葉は、もともと「エカテリーナという女性名の愛称」を指し、海外では通じないといわれています。
では、どうして日本では、この愛称がアクセサリーの一種を指すようになったのでしょうか。
解説
一説によると、ヘアバンド「カチューシャ」の由来は、大正時代に大ヒットを記録したある舞台だといわれています。ロシアの文豪・トルストイによる長編小説「復活」を、作家・島村抱月による脚色のもと上演されたもの。
同作には「カチューシャ」と呼ばれる女性主人公が登場するのですが、その人気ぶりがすさまじく、若い女性のあいだで「カチューシャ髪」というヘアスタイルが流行し、学校では劇中歌「カチューシャの唄」が禁止されるほどだったとか。
説に従うと「こうしたブームの中で、C字型のヘアバンドが『カチューシャ』と呼ばれるようになった」ということになります。ちなみに、当時は「カチューシャくし」「カチューシャ指輪」「カチューシャリボン」といった便乗商品まで現れており、何というかカオスな状況だったようです。
おまけマンガ
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「妹は俺の娘」は法律上可能である。○か×か?
嫁は無理でも。 - どうして「10.5ポイント」? Wordのデフォルトフォントサイズが半端な数値になった理由
Microsoftのミスではありません。 - 「40−32÷2=?」この問題、解けますか?
理系にはすぐ解けて、文系には解けない、とんち問答のような問題がネットで話題に。 - 21年前のワープロ「書院」で2018年にインターネットをしたら、無間地獄に突入した
ネット機能を搭載した21年前のワープロで、2018年のネットの世界を見てみました。 - まったく読めねェ! 「山梨県にしかない漢字」が存在する
正体不明の幽霊漢字とは……。