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天気予報を見ていると、時折目にする「くもり“時々”雨」「くもり“一時”雨」といった表現。
何となく「雨が降ったり降らなかったりするらしい」くらいに理解している人が多いかもしれませんが、天気予報に用いられる「予報用語」では、異なる意味を持つ言葉として定義されているのだとか。
解説
気象庁によると、「一時」「時々」の違いの1つは、「ある現象が現れる時間の長さ(予報期間に対する割合)」。一時は予報期間に対して4分の1未満のときに用いられ、例えば、「午後は一時雨」といった場合は「雨が降っている時間は、午後の25%未満」。
対して、時々が使われるのは、ある現象が現れる時間が2分の1未満のとき。つまり、「午後は一時雨」よりも「午後は時々雨」の方が雨が降る時間が長いというわけです。
また、「ある現象が連続的に起こる(現象の切れ間がおよそ1時間未満)の場合は一時、断続的(切れ間がおよそ1時間以上)な場合は時々」という違いも。
まとめると、「午後は一時/時々雨」なら、“雨が降る時間がより長い”のは「時々雨」の方。でも、“雨が上がっている時間がより細切れ”になっているのは「一時雨」ということになります。
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