「名古屋ガロスペスタジアム」なるゲームセンターが、名古屋市中区大須で2月1日にオープンする――そんな告知が格ゲーファンを沸かせました。「ガロスペ」(「餓狼伝説SPECIAL」の愛称)を冠する店舗の中には、同作入りの筐体がずらり。本当にガロスペ専門店なのか!
「ガロスペ」は前作「餓狼伝説2」に、キャラクターの追加やバランス調整を加えた強化版にあたる作品(1993年/SNK)。当時カプコンの「ストリートファイター」シリーズと双璧をなし、今日まで根強い人気を誇っています。
とはいえ、26年前のゲームに特化した店舗の立ち上げは、はた目にはリスキーで、相当の熱意が必要なはず。そこで、店長のシュラガユク(@syuragayuku)さんに思いを聞いたところ、「ガロスペが好きだから」「認知度が高くてみんなが遊びやすいから」と、根本の理由はごくシンプルでした。
そもそもガロスペは、現在もなお毎年大きな大会が開催されるほどの人気作で、プレイヤーコミュニティが全国各地にあるのだそうです。特に名古屋は熱心なファンが非常に多い地域で、ここ6〜7年はゲームセンターで大会や対戦会などのイベントが定期的に開催されてきました。
しかし、シュラガユクさんによると、昨年ごろから急激にガロスペ設置店が減少してきているとのこと。こうした流れを受けて、なんとかアーケードでのプレイ環境を存続・活性化させたいとの思いから、「じゃあ自分でゲーセンを作ってみるか」と、シュラガユクさんは決意しました。「子どものころから通い詰めたゲームセンターは成長の場でもあり、その感謝もあった」とシュラガユクさん。
こうした思いから、趣味の範囲に留めずに、きちんと営業許可を取る形で「名古屋ガロスペスタジアム」は始動。「専門店としてやっていけるかどうかは今後の営業次第」としつつも、「餓狼伝説SPECIAL」に特化したロケーションを目指すとのことです。
名古屋ガロスペスタジアム概要
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