1991〜2001年の懐かしデジタルゲームで遊べる展示「あそぶ!ゲーム展 ステージ3」がSKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ映像ミュージアム(埼玉県川口市)で開催中です。
あの日、学校帰りに仲の良い友達の家に集まってやったあのゲームや、放課後ゲームセンターで夢中になったあのゲームに再び出会える企画展を取材してきました。
ゲーセンの“華”格闘ゲームに興奮
「あそぶ!ゲーム展」は今回で3回目(最終回)。ゲームの実機やソフトや資料を見ながら、時には遊びつつ、ゲーム映像コンテンツの進化をたどれる企画展となっています。目玉はアーケード格闘ゲームコーナーです。「餓狼伝説SPECIAL」「鉄拳」「バーチャファイター」「ストリートファイター2」の実機がズラリと並ぶさまに早くも興奮。真っ赤な壁が闘志に火をつける……!
対戦プレイも可能な仕様なので、友人と一緒に行けば学生時代を思い出すかも。台に座るとあの日必死に打ち込んだコマンドを思い出します。はじめてのプレイヤーも楽しめるようコマンド説明があるのもうれしいですね。
貴重なキャラクター資料や、3Dポリゴンのキャプチャー、基板までもが展示されています。
ただ遊べるだけではなく、当時のゲーム文化を知るコーナーも。格ゲーといえば「地名+名前」の有名プレイヤーが各地で誕生し、ブームの火付け役にもなりました(ご存じでしたか?)。そんな当時有名だった「新宿ジャッキー」さんと「ブンブン丸」さんの対談映像も流れています。
「ジャンル」を作り上げたゲームたち
「ジャンル細分化時代のデジタルゲーム」コーナーには、育成ゲームやノベルゲームなど、今日では当たり前のようにあるジャンルの先駆けとなった作品が展示されています。
PCエンジン用恋愛シミュレーションゲーム「ときめきメモリアル」は、当時時代の最先端。CDの中にフルボイスのデータやさまざまなイラスト、入学から卒業までの3年間のあれやこれやが詰め込まれていて、ゲームユーザーに衝撃を与えました。プレイヤーの心を折ってくる詩織も衝撃的でしたね……。
メガドライブは「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」、スーパーファミコンでは週替わりで「弟切草」「実況パワフルプロ野球’94」「スーパーマリオカート」といったノベル、スポーツ育成、キャラクターレーシングゲームが並びます。もう今では当たり前の1ジャンルですが、こういったビッグタイトルが時代を切り開いてきたからこそ今がある……!
展示のみでプレイはできませんが、全世界で大人気の初代「ポケットモンスター」もありました。小学生が校庭でポケモンやってたり、ミュウを出す裏ワザをなぜかみんな知ってたり、通信ケーブル持っている子は英雄だったり……。懐かしさに思い出がどんどんよみがえってきます。
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