advertisement
「温泉を表す地図記号を描いてください」といわれたら、地理の勉強が苦手だった人でもきっとスラスラ描けるはず。S字型の3本線で揺らめく湯けむりを表現したデザインは、日本ではおなじみのものとなっています。
しかし、同記号の変遷をたどると湯けむりが揺れたり、揺れなかったり微妙な変化があるのだとか。今回は、そんな温泉マークの雑学をご紹介します。
解説
現在、使われている温泉のマークといえば、「丸く描いた湯ぶね」「湯けむりを表す3本の曲線」を組み合わせたもの。似たデザインは古くから用いられており、「明治28年式 地形図図式」(1895)も現代とあまり変わらない描かれ方だったとか。
しかし、大正、昭和時代の地形図図式では、湯けむりを曲線ではなく、直線にした温泉マークが登場。基本的なデザインは長らく変わっていませんが、湯けむりの描き方はちょっとずつ変わっているのだといいます。古い地図などを見ると、“湯けむりが揺れていない温泉マーク”が案外見つかるかもしれません。
おまけマンガ
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「妹は俺の娘」は法律上可能である。○か×か?
嫁は無理でも。 - どうして「10.5ポイント」? Wordのデフォルトフォントサイズが半端な数値になった理由
Microsoftのミスではありません。 - 「40−32÷2=?」この問題、解けますか?
理系にはすぐ解けて、文系には解けない、とんち問答のような問題がネットで話題に。 - 21年前のワープロ「書院」で2018年にインターネットをしたら、無間地獄に突入した
ネット機能を搭載した21年前のワープロで、2018年のネットの世界を見てみました。 - まったく読めねェ! 「山梨県にしかない漢字」が存在する
正体不明の幽霊漢字とは……。