2019年10月から導入される軽減税率を「桃太郎」で説明した漫画を、クラウド会計ソフト「freee」が公開しました。「分かりやすい」と話題になっています。
軽減税率は消費税率10%への引き上げとともに導入される制度で、食品など特定の商品は税率8%となります。しかし同じ食べ物でもテイクアウトかイートインかによって軽減税率の対象になったりならなかったりしてややこしい! そこでfreeeが公開したのが「桃太郎 軽減税率対応Ver.」です(作者:山本アットホームさん)。
むかしむかしあるところに住んでいたおばあさんが川へ洗濯に行くと、流れてきたのは人入り桃。桃の代金を払おうとするおばあさんに、神様は「税込1630円」と告げます。桃(税別1000円)は食品で軽減税率の対象となり税込1080円(税率8%)、中の人(税別500円)は軽減税率の対象ではなく税込550円(税率10%)……ですが、おばあさんの物言いが付きます。
おもちゃ付きのお菓子のような食品とセットで売られる商品については、「本体価格1万円以下、商品の価値の3分の2以上が食品」の場合は全体が軽減税率の対象となるのです。つまり税込1620円。おばあさん、めっちゃ税金詳しいな。
その後もスクスクと育った桃太郎が鬼退治に出掛ける際に「きびだんごはテイクアウトなら税率8%、イートインなら10%」「お供の犬にきびだんごを売る場合は食品(人の食用に供されるもの)に該当しないので軽減税率の対象にならない」など軽減税率について説明してくれます。鬼退治についてくる上に税制にも詳しいおばあさん、頼もしすぎるわ……。
ちょいちょい挟まれるパンチの効いたギャグと分かりやすい説明に、ネットでは「大爆笑した」「勉強になる」と好評。freeeでは軽減税率について説明する特設ページを開設しており、この漫画はそのコンテンツの一部となっています。
画像提供:freee
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