ジーク・自転車!!!
自転車が三度の飯より好きなオジサンの中山順司と申します。唐突にギレン・ザビ口調で失礼します。
みなさんは「自転車を電車に積んで出掛けたこと」ってあります? 通称「輪行」ってやつです。たぶん「ない」って人がほとんどでしょう。やると一発で分かるんですが、むちゃくちゃ楽しいんです、これが。なので、この記事で輪行の素晴らしさを全力でお伝えしようと思います。
「いや待て、電車に自転車を持ち込むだと? あんな重くてかさばるものをどうやって持ち込むんだ?」
って思うかもですが、ご安心を。コツさえ押さえれば誰でもできます。周囲に迷惑もかけないし、腕力に自信のない女性でもノープロブレム。
以下、Q&A方式で疑問を解消してみましょう。これを読めば電車に自転車を持ち込みたくなること請け合いです。
輪行ってなんじゃらほい
公共交通機関(鉄道〜船〜飛行機など)を使用して、自転車を運ぶこと。サイクリストや自転車旅行者が、行程の一部を自走せず省略するために使う手段。公共交通機関を利用しない自走以外の移動(例えば自家用車積載)は輪行とは呼ばない。
Wikipedia「輪行」より
最上にして最強の移動手段、それが「輪行」
自転車は行動半径を広げてくれますが、しょせん人力なので限界があります。まあ、せいぜい自宅から半径50kmかそこら、頑張っても100kmまででしょう。それを超えるには電車の力が必要。要は「自転車の機動力+電車の長距離輸送力」を組み合わせた良いとこ取り的な移動方法です。
遠方旅行では車で目的地まで行くより、「電車+レンタカー」のほうが早いし疲れないじゃないですか。それと同じで長距離移動は列車に運んでもらい、現地での足に機動力ある自転車を利用するんです。
イメージはこんなかんじ。
首都圏を脱出するのにエネルギーを消耗しない。移動が快適。体力を残したまま目的地に着けるのがメリット。ほぼオンタイムで移動してくれる日本の交通網の素晴らしさを生かさない手はありません。在来線なら予約も不要だし、好きな電車に乗ればいいだけ。
電車移動のいちばんのメリットは「渋滞がない」「事故の心配がほぼない」「オンタイムに到着する」です。週末の高速道路って行楽客で激混みするじゃないですか……。土曜早朝の関越道や中央道を脱出するだけで2〜3時間とかかかることあるし、高速道路でノロノロ移動するの疲れるしイライラするし。
その点、電車なら道中は席に座って本を読むもよし、映画や音楽を楽しむのもよし。
私は常にiPhoneに
- Kindle Unlimitedの書籍7〜8冊
- 映画1〜2本
- 音楽(80〜90年代洋楽)
を入れて道中を過ごしているので時間を持て余すことはありません。なんならちょっとした旅行気分を味わえます。ただ、バッテリーが鬼のごとくなくなる(目的地についたときは40%とか)ので、外付けバッテリーはマストアイテム。
習うより慣れろ! 輪行の手順は超絶カンタン
輪行の良さは分かっていただいたとして、「でも、そもそもどーやって電車に乗るの? その方法は?」って疑問が先立つでしょうから具体的な手順を述べます。
1.駅で折りたたむ
2.自転車を畳んで専用の袋に詰める
3.ヨイショと担いで駅に入る
4.電車に乗る
5.目的地に到着
6.袋から自転車を取り出して組み立てる
7.広げたバイクで走り出す
これだけです。だいぶカンタンなのがお分かりいただけたでしょうか。
輪行未経験者の質問に答えます
Q:電車に持ち込むのに最適の自転車ってなに?
A:ズバリ、ミニベロです
※ミニベロ:タイヤ径の小さな自転車のこと。本記事では特に車体を折りたたみできるものについて解説しています
ロードバイクでもできなくはないですが、両輪を脱着したり、専用パーツでホイールを固定したりで慣れが必要。その点、ミニベロならオラッと畳んで袋に入れるだけ。ものの1分で完了します。ミニベロのほうがロードバイクより小振りなのでかさばりはしませんが、重さで言うとカーボン製のロードバイクのほうが軽かったりします。
Q:むき出しで持ち込みはNGだよね?
A:ダメです(専用の輪行袋を使う必要があります)
細かく言うと、自転車のパーツが袋から飛び出していてはダメでして、全部覆われてなければなりません。昔は黒いゴミ袋に詰めて運ぶ人もいましたが、今はルール違反となってます。安いものなので買いましょう。ミニベロ用なら1500円からあります。
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