大量の悪霊に取り憑かれてもハーレム気分に浸ってる漫画「幼なじみが悪霊にとりつかれちゃった話」が、ポジティブ過ぎると人気です。作者はTwitterユーザーの塩麹ラッコ(@shiokoji_rakko)さん。
ある日女の子が学校へ行くと、幼なじみの男の子に大量の女性の霊が取り憑いていました。かなり不気味な光景ですが、本人は「モテ期がきた」と満更でもない様子。呪われてしまったというのに机で堂々と頬杖を付いてモテっぷりを噛み締めています。
聞くところによると、校舎裏にあるお経とかいろいろ書いてある岩に足の小指をぶつけて粉砕してしまったようです。体調にも変化があるようですが、寒気は体中にカイロを貼ればどうにかなるし、頭痛と肩こりも湿布でなんとかなると、困った様子は一切見せていません。ただ唯一、家にある塩と小豆が全部溶けたことだけはこたえたそうですが、それも用法用量を守れば簡単におしるこができると喜んですらいます。ポジティブシンキングの極みか。
当の本人よりも女の子の方が彼を心配しています。同じクラスの高田くんが除霊できるといううわさを思い出し期待を寄せます。しかし高田くん、学校に来ずとも「邪悪な波動を感じる」ため学校をお休みしてしまいました。確かに高田くんには何かの力がありそう!
しかし次の日、彼から悪霊はすっかりいなくなっていました。どうやら欲張って大量におしるこを作ろうとした挙げ句、砂糖と塩を間違える大失態をおかしてしまったそうです。期せずと塩で清めてしまったのか……。
人生最大だったかもしれないモテ期を、みずから棒に振ってしまった男の子。悲しみに暮れる彼を見て「おしるこくらい、私が作ってあげてもいいけど!?」と、女の子は勇気を振り絞って遠回しに告白してみました。返事は「別におしるこが作れなくなったから落ち込んでるわけじゃない」。違う、そうじゃない! モテ期がまだ完全に終わっていないことに気付いていないのでした。
悪霊に取り憑かれてもポジティブなはずが、身近なモテにはまったくポジティブにはなれない男の子。仲が良すぎて進展するのが難しそうな二人の悪霊騒動に、「好き」や「面白かった」などの声が寄せられています。いろいろと感じ取ってお休みしてしまう高田くんなら、二人をなんとかしてあげられるかもしれないですね。
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これは残業してしまいますわ……。