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JTBの一部店舗で窓口相談を有料化? 30分2160円から、JTBに理由を聞いた

もともと相談料金自体は存在しており、サービス改善のために改めて明示した形です。

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 JTBの一部ショップで4月1日から、窓口対応時の「相談料金」が有料になったと話題になっています。Twitterでの報告によると、国内旅行の場合は30分2160円、海外旅行の場合は30分5400円の基本料金が発生するとのこと(※相談後10日以内に申し込みが成立すれば、全額が旅行代金に還元され実質無料に)。ネット上ではこの施策に対し、「冷やかし対策か」「先進的だ」などさまざまな声があがりました。




 実はこの「相談料金」、これまでにも仕組みとしては存在していたものの、今までは慣例で無料になっていました。公式サイトの料金表にも記載されており、これを今回あらためて一部店舗で明示・徴収することにした――というのが真相のようです。

 しかしなぜ今になって相談料を徴収するようにしたのか、JTB広報に聞いてみました。

JTB 旅行業務取扱料金表には、国内旅行の「相談料金」が記載されています

JTB 国外旅行も同様

 JTB広報によると、「JTBでは、お客様がよりご利用しやすい店舗を作りたいという目標を掲げています。相談窓口が混み合うことでお客様をお待たせしてしまう問題を解消し、ますます良いサービスをご提供するための施策となります」とのこと。また、ネット上で「冷やかし対策では」といった声があがっていることについては、そういった意図はないとのことでした。

 ちなみに現在は試験運用中で、首都圏2店舗、東北エリア8店舗、北海道エリア2店舗が対象となっています。該当の店舗では、窓口で料金についての説明が行われ、了承を得たのちに旅行相談を始めているとのこと。基本的には相談が終了した時点で支払いが行われ、10日以内に申し込みが成立した場合には旅行代金から相談料の全額が差し引かれるシステムです。

 利用者の反応については「お客様からは様々なご意見をいただいており、都度ご納得いただけるよう努めております」「大きなトラブルは起きていないと聞いています」とコメント。施策の全国拡大については、今後試験店舗の様子を見ながら判断していくとしています。


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