東京ディズニーランドのハロウィーンパレード「スプーキー“Boo!”パレード」に登場するフロートのミニチュアを、“ほぼ0円”で作った人がTwitterで話題を呼んでいます。気になるフロートの作り方などを聞いてみました。
「スプーキー“Boo!”パレード」は、新しい仲間を探すゴーストたちが、ゴースト流にディズニーの仲間や来場ゲストをもてなすという2018年にスタートしたハロウィーンパレード。Twitterユーザーのカエル@スプブ沼(@frog_SPOOKYBOO)さんが、このパレードに登場するシンデレラ城をイメージしたフロートを自宅にあるものや廃材を使ってミニチュアで再現したところ、大きな注目が集まりました。
例えばフロートの特徴の一つ、たくさんの墓石は引っ越しのEVAシートや樹脂粘土、ワイヤで表現した他、フロート全体は発泡スチロールと紙粘土などで再現。トイレットペーパーの芯やダンボール、余っていた樹脂粘土などほとんどがリサイクル品なのに、本物のフロートと見間違うほどの完成度に仕上げているところに、愛情が感じられます。
フロート制作の裏側を取材
ねとらぼ編集部ではこのミニチュアフロートを制作したカエルさんを取材し、制作の裏側を聞いてみました。
――素晴らしい出来栄えですが、ミニチュアフロートの制作期間はどれぐらいですか。
カエル:制作期間は5カ月です。0歳の子どもがいるので、毎日子どもお昼寝の時間に1時間程作業をしていました。
――どんなところに一番苦労されましたか。
カエル:基本的にパレードは側面から見ることが多いので、上から見なければ分からない屋根の柄や、内側の装飾などが大変でした。特に作り始めたときには既にパレードの期間が終わってしまっていたため、フロートの情報をYouTubeやSNSなどで探し回っていたのですが、多くがフロート上のキャラクターやダンサーの写真で、情報収集だけでもかなりの時間を使いました。自分もパレードのビデオはたくさん撮っていたのですが残念ながらどれもミッキーのドアップでした(笑)。
――制作でこだわった点はどんな部分でしょうか。
カエル:工夫したところは、赤、青、黄、白、黒と5色の絵の具だけで色を再現したところです。アクリル絵の具を使っていたため、グラデーションなどが難しく何度も重ね塗りをしました。
――もともとこういった制作には取り組まれてきたのでしょうか。
カエル:学生の頃からものづくりは好きな方でしたが、ここまでしっかりとした物を完成させたことはありませんでした。実は子どもが生まれる前までは材料を買うだけ買って放置してしまうタイプでした(笑)。自由に材料を購入していたときとは打って変わって主婦になり、なるべくお金をかけず、お昼寝を邪魔しない趣味はないかと探していたところ、たまたまダンボールのリサイクルの文字が目に入りやってみるかと挑戦してみたのですが、自分でもこんな大作ができるとは正直思っていませんでした(笑)。
カエルさんは今後について、「令和になったらドナデジフロート作りたいな思ってます」ともコメントしており、今後のミニチュアフロート作りにも注目が集まっています。
一気に見る制作過程
画像提供:カエル@スプブ沼(@frog_SPOOKYBOO)さん
(Kikka)
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