英国の老舗バイクメーカー、トライアンフが5月1日、怪物バイク・Rocket 3の特別仕様限定モデル「Rocket 3 TFC」を発表しました。
Rocket 3は2004年に登場された同社の大型バイクシリーズ。登場時、大型ツアラーとして米国のハーレーダビッドソンやホンダのゴールドウイングなどをライバルにしていました。まるで3つ並ぶビルのような……巨大な3気筒エンジンによる独自仕様と迫力のあるデザインが大きな特長です。
今回の特別仕様モデルであるRocket 3 TFCは、量産バイクで世界最大排気量とする2458cc(約2.5リッター)の“どでかい”エンジンを新設計のフレームに搭載し、高品位パーツなどでチューニングやカスタムを施した「ファクトリーカスタム」モデルです。排気量は通常モデルのRocket 3 ROADSTERの2294ccよりも増え、現代バイク風に切り詰めたテールや片持ち仕様となったリアスイングアームによってリアタイヤ付近のマッチョ感もグワッと増しています。
ちなみに原付スクーターやスーパーカブなどの小型バイクは50ccから125cc、国産バイク最大級のゴールドウイングは1833cc、トヨタ・プリウスは1800cc(+モーター)ですから、ひぇぇ。クルマと同等か、それよりデカい……。カスタム車、ワンオフ車の世界にはより大きな排気量のエンジンを搭載したブッ飛びバイクはありますが、ともあれ何にせよ……スゲー迫力です。
黒で塗装された外装に、側面からグンと突き出た3連スカルプテッドエキゾーストヘッダーパイプ、前方に配置された大型のツインLEDヘッドライトが、これ以上なく厳つい存在感を放ちます。前述したエンジンは2458ccの並列3気筒。最大出力170馬力以上、最大トルク22.5kg-m (221Nm)以上を実現するとしますが、詳細値は現時点公開されていません。
価格は325万円(税込)から。Rocket 3 TFCは世界750台の限定生産で、日本市場では2019年冬に発売予定です。各車両にはシリアルナンバー入りバッジが備わります。
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