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航空機用の星型9気筒エンジンを搭載したモンスターバイク「レッドバロン(Red Baron)」がバイク好きの間で注目を集めています。
レッドバロンを作り上げたのはフランク・オーレさん。幼少期に見たアメリカの戦闘機への憧れを忘れられず、「航空機用のエンジンをバイクに積んだらどうなるんだろう」と思ったことをきっかけに、エンジンを手に入れるところから2年かけて作り上げたそうです。
搭載されているエンジンはシリンダーが円を描くように並んだ星型(ラジアル型)と呼ばれている航空機向けに開発されたもので、排気量は3600cc、最高出力は150馬力以上。キャブレターはエンジンの背部に取り付けられています。全力全開でかっ飛ばしたらどうなるのか……本当に空を飛んでしまいそうな気がしますね。
ちなみにエンジンの前面には小さなプロペラが取り付けられていて、オーレさんの航空機への憧れの強さがわかりますね。かわいい。
このレッドバロンは2011年から2013年にかけて作られ、現在もオーレさんによって製造されています。つい最近も海外で開催されたモーターショー「インターモト2018」に出展し、国内外のメディアから注目を集めました。
2013年に海外メディア「モトラッド」が取材した時映像で公開されています
ちなみに名前の由来は第一次世界大戦で活躍したドイツ軍のエースパイロット、マンフレート・フォン・リヒトホーフェン。彼が真紅に塗装された機体を使っていたことからレッドバロン(赤い悪魔とも)と呼ばれていたことに由来しているそうで、リヒトホーフェンさんへのリスペクトを込めて、レッドバロンも真紅に染められています。
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