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デザインフェスタ運営が出品停止勧告騒動にコメント「全ての方にご出展いただきますよう宜しくお願い申し上げます」 出展者に困惑広がる

デザインフェスタをめぐっては、「手作り素材・パーツ」を扱う出展者が出展取りやめを検討する事態となっていました。

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 ハンドメイドの品を売り買いできるクリエイターイベント「デザインフェスタ」運営のデザインフェスタ・オフィスは5月11日夜、「デザインフェスタvol.49」の出展に関して「出展が決定されている皆さまにおかれましては、全ての方にご出展いただきますよう宜しくお願い申し上げます」と発表しました

デザインフェスタ
デザインフェスタ運営がコメント(公式サイトより)

 デザインフェスタでは、素材・パーツの販売は禁止されています。ただしドール用アイパーツやガレージキット、ペーパークラフトやレザークラフトや電子工作キットなど、それ自体がハンドメイド品とも捉えられる「手作りの素材・パーツ」などを取り扱う出展者は、例年とがめられることなく出展していました。

デザインフェスタ
デザインフェスタの規約

 しかし5月初頭、デザインフェスタのTwitterアカウントが出展者の宣伝ツイートをリツイートするキャンペーン「リツイート祭り」において、一部のクリエイターがキャンペーンの条件を満たしているもののリツイートされないケースが。疑問に思ったクリエイターが問い合わせた結果「出品できない商品であるため、当日出店を取りやめてもらう可能性もある」と返答があったといいます。

 この対応を受け、素材・パーツに該当しうる商品を販売しようとしていた出展者が、「デザインフェスタvol.49」(5月18〜19日開催)における商品の取り扱い中止や出展の取りやめを検討する事態に。なお、運営はいかなる場合でも「出展料の返金はしない」としています。

 デザインフェスタの申し込みは完全抽選ですが、事前に出展内容を明記して申請を行うため、「なぜ出品できない商品に関する指摘がイベント開催直前なのか」といった批判や、「これまでと違ったルールで運営するのなら周知するべきではなかったか」といった声が上がっていました(関連記事)。

 こうした批判を受け、デザインフェスタ・オフィスは5月9日に「デザインフェスタ運営事務局としての考え方につきましては、一両日中に正式に公表させていただきます」と発表。11日には以下を発表しました。

デザインフェスタ運営の発表(5月11日22時30分)

デザインフェスタ運営事務局からの公表につきまして、お時間を頂戴しており、ご不安をお掛けいたしまして誠に申し訳ございません。

多大なご不安をお掛けいたしましたが、デザインフェスタvol.49の出展が決定されている皆さまにおかれましては、全ての方にご出展いただきますよう宜しくお願い申し上げます。

ご不安をお掛けいたしましたこと、謹んでお詫び申し上げます。

 “全ての方”に出展を求める発表となっていますが、出展者が疑問を抱いている「規約違反の対象となりうる商品の販売の可否」については明記がなく、出展者の間で困惑が広がっています。

デザインフェスタ
デザフェスvol.49の開催まで10日を切っている中、出展者の間で困惑が広がっています

【5月12日21時30分追記:出品停止勧告騒動のデザインフェスタ、運営が謝罪 今回は「手作り素材・パーツは販売禁止対象とはしない」と発表

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