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五輪会場で撮影した動画はSNS投稿できない? 東京五輪のチケット規約が話題、組織委員会に見解を聞く

静止画はセーフ。

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 2020年東京五輪のチケット販売が5月9日にスタートしました。アクセス殺到により販売サイトへつながりにくくなる(関連記事)など早くも大盛況となる一方、「会場で撮影した動画や音声を許可なくSNS投稿できない」とするチケットの規約が一部で議論を呼んでいます。



 東京五輪会場の撮影時のルールは「東京2020チケット購入・利用規約」の第33条で定められており、同4項では「チケット保有者は、会場内で撮影または録音された動画および音声については、IOCの事前の許可なく、テレビ、ラジオ、インターネット(ソーシャルメディアやライブストリーミングなどを含みます。)その他の電子的なメディア(既に存在するものに限らず将来新たな技術により開発されるものを含みます。)において配信、配布(その他第三者への提供行為を含みます。)することはできません」として許可なく会場の動画や音声のSNS投稿を禁じています。会場内で撮影した動画は思い出の記録としてSNSにも投稿しておきたい……と思ってしまいそうですが、この規約は実際どういった運用になるのでしょうか。


五輪 撮影に関する規約(赤枠は編集部で追加したもの)

 組織委員会によると、この規約は「静止画は問題ないが、管理義務を負って放映権を販売している関係で制限しているもの」とのこと。個人的な理由で撮影されたものや、個人の端末で楽しむ範囲で撮影されたものであれば問題はないとしていたものの、SNSに投稿された動画・音声に対しては「削除を呼びかける可能性はある」としていました。

 会場で撮影した動画をついつい友人にLINEで公開したり、Twitterの鍵アカウントに投稿したりしてしまいそうですが、比較的クローズドなSNSであっても「制限の対象になりうる」とのことなので、公開範囲にかかわらず動画や音声の取扱は注意したほうが良さそうです。なお、こういった規約は過去の五輪でも存在しており、東京五輪に限ったものではないとのこと。

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