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まるで妖精でも住んでいそうな、妖しく幻想的なきのこ画像を投稿するTwitterアカウント「きのこリウム(@kinocorium)」が注目を集めています。
「きのこリウム」とは「きのこ」と「テラリウム」を組み合わせた造語。きのこを食用ではなく観賞用として育てる取り組みです。原木や菌床(人工の培地)から発生したきのこは、ガラスの中に美しい菌の世界を構築します。
拡散された作品は、白ヒラタケ(左上)、ヌメリスギタケ(左下)、エノキタケ(右上)、ナメコ(右下)を同じ水槽で育成した力作です。4種類のきのこは発生時期がそれぞれ異なるため、タイミングを合わせて発生させるのは至難の業。
作者自身も「これまで『水槽内にきのこが所狭しと生える風景を夢見て』やってきた」「昨冬に完成したこの作品でその目標には達したと言っても良いだろう」と手応えを語っています。
育成にかかった期間はおよそ1年。原木にキノコの菌を植え付けてから菌糸が回るのに半年。それをテラリウムにセットし、苔やシダが成長するまでさらに半年。発生タイミング以外にも、湿気によるカビとの戦いも苦労したポイントなのだとか。
難しいが故にうまくいった時の喜びはひとしおだという「きのこリウム」。過去の作品は作者インスタグラムにまとめられています。
また「きのこリウム」の育て方を解説した書籍も現在準備中とのこと。興味を持った方は秋の発表を待ちましょう。空想を刺激する妖しい世界は、意外と足元に広がっているのかもしれません。
画像提供:きのこリウム(@kinocorium)さん
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