突然「右手上げて」と言われて迷うことはありませんか? 漫画家の三森みさ(@mimorimisa)さんが「右」と「左」の判断に時間がかかる「左右盲」を紹介した漫画に約14万のいいねが付き、共感が集まっています。
三森さん自身、大人になっても「左右」の判断に時間がかかるのだといいます。こうした状態を俗に「左右盲」と呼ぶのですが、病気や障害として認められたものではなく、三森さんは「教育の中で混乱して矯正される機会がなく苦手なだけ」と説明します。
三森さんにとっての原因は、幼稚園の頃に右と左を教えてもらったとき、“同じ方の手を挙げても対面した人と反対になるのはなぜ?”と混乱したまま、今に至ってしまったことだと分析。
左右盲は日常に大きな支障がある訳ではないものの、学生時代に先生が「左の絵を見て」と言ったときに右の絵を見てしまい、授業の内容がちんぷんかんぷんだったというようなことが頻繁にあったといいます。
三森さんは以前は右手の甲にほくろがあったので、それを見ることで「右」を認識していたのですが、左手の同じ所にもほくろができてしまい、混乱することが増えてしまったとか。
このように左右を判断するときに判断が遅かったり、よく間違ったり、自分なりの確認のステップが入るなら、きっと左右盲だと説明しています。
三森さんは、左右の判断が苦手な人にはできれば「3時の方向」など、左右以外で指示してほしいと結んでいます。サポートし合える世の中にしたいですね……!
こうした悩みを抱えていた人は意外と多かったようで、読者からは「共感できる」「親指と人差し指でLが作れる方がLEFTでなんとかやってきた」「次右に曲がってと言われてもわからず間違った方向に行ってしまうのは左右盲?」「自分もそうだ」など、自分も左右盲だという人や左右盲を初めて知ったという人から大きな反響が届いています。
作者の三森さんはこの他にも、厚労省と専門家監修のもとアルコールや薬物依存などについて描いた啓発漫画 『だらしない夫じゃなくて依存症でした』を無料公開中。三森さんの公式サイトではこれまでの作品などが紹介されています。
画像提供:三森みさ(@mimorimisa)さん
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身近に潜むアルコール依存の怖さが描かれています。