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台風被害から復旧中の世界遺産「醍醐寺」、クラウドファンディングを開始 お返しは限定の御朱印帳など

第一期は7月30日まで。お寺ならではリターンが魅力。

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 2018年に台風21号による被害を受けた世界遺産の醍醐寺(京都府京都市)が、復旧のためのクラウドファンディングを開始しました。


醍醐寺 醍醐寺 金堂

 醍醐寺は平安時代の初期に建てられ、美しい庭園や五重塔、仏像、文書、絵画を収めた宝物館などで有名な寺院です。1994年に「古都京都の文化財」の1つとして世界文化遺産に登録されました。


醍醐寺 五重塔

 しかし、2018年9月4日に近畿地方を襲った台風21号で、3000本もの木が倒れ、醍醐寺の周りの白壁塀や、一部の建物も損傷を受けるなどの大きな被害に遭い、一時期拝観停止せざるを得ない状況に。被害総額は約4億6000万円とのことです。現在は拝観を再開していますが、復旧はまだ道半ばです。


醍醐寺 台風21号による被害

 そこで醍醐寺を復旧し、次世代に受けついでいくために資金を募るプロジェクトが始まりました。集まったお金は、倒木の処理、白壁塀の修復、境内の整備などに使われるそうです。2019年内に第一期、第二期、第三期と3回に分けて行われ、毎回異なるリターンが用意されています。


醍醐寺 3000本もの倒木。被害総額は約4億6000万円にものぼる

 第一期は7月30日まで。リターンは拝観招待券の他、倒木で作ったりしおり、お守りやクラウドファンディングプロジェクト限定の御朱印帳、醍醐寺内飲食店3店舗(雨月茶屋、寿庵、スゥルスリジェ)で使える「お茶券」など、醍醐寺ならではのものが盛りだくさんとなっています。


醍醐寺 さまざまな災難から守ってくれる「五大力さん」のお守り

 すてきなリターンを楽しみながら、一年を通して醍醐寺の着実な復旧を感じられそうです。


醍醐寺 醍醐寺は「太閤の桜」として、歴史あるお花見スポット

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