10秒で読めて、会社や学校でちょっと知ったかぶりできる「マンガで雑学」。今回はちょっと意外な「スイーツ」に関する雑学3つをお届けします。
雑学その1:アイスクリームに賞味期限ってあるの?
冷凍庫を開けてみたら、奥の方からいつ買ったか思い出せないようなアイスクリームが……。普通の食品には「賞味期限」や「消費期限」がありますが、アイスクリームではこうした期限はどうなっているのでしょうか?
結論から書けば、アイスクリームには「賞味期限や消費期限はありません」。
基本的に、加工食品には賞味期限、消費期限のいずれかを記載するよう定められているのですが、これには一部例外があります。加工食品品質表示基準で、「品質の劣化が極めて少ないもの」に関しては、賞味期限及び保存方法を省略してもよいとされているのです。
これに当てはまるのが、食塩やチューインガム、アイスクリーム類など。日本アイスクリーム協会によれば、「温度管理がきちんとされていれば、長期間保存しても品質変化は極めてわずか」だといいます。ただし、実際には冷凍庫内の温度は扉の開閉などで変動してしまいますから、おいしく食べたいならなるべく早めに、をおすすめします。
雑学その2:シュークリームの「シュー」って何?
シュークリームといえば、コンビニなどで手軽に買えるスイーツの定番。その名の通り、生地の中には「クリーム」がたっぷり入っていますが……その前にある「シュー」とは一体、どういう意味なのでしょうか。
「シュー(chou)」は、フランス語でキャベツという意味。これは材料にキャベツが使われているから……というわけではなく、丸く膨らんだ生地の形状がそれらしく見えることに由来するといわれています。
ちょっと不思議なのは「シュー」がフランス語なのに対し、「クリーム」が英語であるということ。2つの言語を組み合わせたシュークリームは日本独自の名称で、フランスでは「シュー・ア・ラ・クレーム」、英語圏では「クリームパフ」と呼ばれています。
- 元の記事:シュークリームの「シュー」って何なの?
雑学その3:高級ラムネを和菓子屋さんが作る理由
駄菓子屋などでも販売されている、ラムネ菓子。実は、和菓子と同じ製法で作られているものがあることをご存じですか?
ラムネ菓子の食感を思い出してみてください。少し硬くてポリポリかんで食べるタイプのものと、口の中で溶けるタイプのものが思い浮かぶのではないでしょうか。ラムネ菓子には「乾式」「湿式」と呼ばれる2種類の製法があるため、このような食感の違いが現れます。
口の中で溶けるものには「湿式製法」が使われており、これは「落雁」という和菓子と同じ技法で作れるのだとか。実際、「大人向け」などと銘打って、ちょっと高級なラムネ菓子を製造している和菓子店もあるのです。
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何というか……“売れてない感”がすごい。