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対局の記録係無人化へ リコーと日本将棋連盟がAIによる「棋譜記録システム」を開発 7月から実証実験

将棋界の「働き方改革」に一歩。

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 リコーと日本将棋連盟は、AI技術を活用して棋譜を自動的に生成する「リコー将棋AI棋譜記録システム(以下、リコー棋録)」を開発。2019年7月からシステムの実証実験を共同で開始すると発表しました。


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 日本将棋連盟によると、対局は年間で3000局以上行われており、現在はすべての棋譜の記録と計時が記録係によって手動で行なわれています。記録係を主に担当するのはプロ棋士を目指している奨励会員ですが、近年は高校・大学に進学する奨励会員が増えていることや、対局数の増加などによって、記録係を担う人材が慢性的に不足する事態が発生しているとのこと。

 リコー棋録は、その記録係が行っている棋譜の記録を自動化するもので、天井からのカメラで動画撮影した対局の盤面を解析することで、リアルタイムで棋譜を生成可能。これにより、記録係の人材不足が大幅に解消される見込みだとしています。

 2020年4月以降の本格運用を目指し、まずは2019年7月開始の「第9期リコー杯女流王座戦本戦トーナメント」から実証実験が行われる予定です。


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