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フラッシュメモリなどを製造する半導体メーカー、東芝メモリは7月18日、社名を10月1日付で「キオクシア」に変更すると発表しました。2018年に日米韓の企業連合の傘下に入っており、社名からも東芝が消えることになります。
新社名は、日本語の「記憶」と、ギリシャ語で「価値」を表す「axia」を組み合わせたとのことです。「『記憶』で世界をおもしろくする」をミッションに掲げています。
製品上の表示は、10月の工場出荷分から順次新ブランドロゴや新社名に変更する予定です。
東芝メモリは、母体の東芝が経営危機に陥り、再建のための資金調達として、ベインが主導する日米韓の企業連合に2兆円で売却。東芝は再出資して議決権の40%を保有していますが、社名からは東芝が消え、名実ともに東芝から離れて独立した企業として歩んでいくことになります。
早期に株式上場を検討していると報じられており、その際の株式時価総額は2兆円超と、製造業としては大型のIPO(新規株式公開)になるとみられています。
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