advertisement
高速バス事業や京都丹後鉄道などを手掛けるWILLERが、観光MaaSアプリ「WILLERSアプリ」を開発したと発表。2019年8月に提供を開始します。
MaaS(Mobility as a Service)とは「移動手段(モビリティ)のサービス化」のこと。旅客機、鉄道、バス、タクシー、自家用車、自転車などの移動手段を、これまでのように個別の会社、方法、料金制度で捉えるのではなく、ITを活用してシームレスに統合した「1つのサービス」として提供することをコンセプトとした、新しい移動の概念です。大手自動車メーカーや鉄道会社、航空会社などの交通業界から、各種業界を巻き込んで、都市自治体や政府も含めて実現に向けた動きが本格化しつつあり、今後の広がりが期待されています(関連記事)。
WILLERSアプリは、このうち「地方観光の二次交通不足」の課題解決に向けて開発。行きたい観光地や体験したい「アクティビティー」も含めて、そこへ行くための交通を1つのアプリでまかなえるようにしました。鉄道やバスだけでなく、カヌーやレンタサイクル、立ち寄りスポットも含めて移動手段と体験をまとめて検索でき、同時に予約や決済できるようになるのがポイントです。
当初の対応エリアは「ひがし北海道」と「京都丹後鉄道沿線」。対応OSはiOSとAndroid。インバウンド観光への対応も進めており、2019年10月に英語、中国語の他言語化を予定しています。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- タクシー配車アプリ「MOV」が大阪、京都でも利用可能に 事業者向け「AIで乗客を探す」機能も搭載
「AI」でタクシー利用がより便利に。 - MaaSって何? CASEって何? 交通のラストワンマイル問題に挑む「ニッポン発」の小難しくない自動運転
おぉこれは老後が安心……!! ヤマハ発とWHILLの取り組みに期待。 - 電車、カー&自転車シェア、ラストワンマイルの電動車いすまで 2019年開始予定「小田急MaaS」とは
暮らしが変わる、沿線も変わると期待。 - 百花繚乱、自転車シェア メルカリの1分4円自転車シェア「メルチャリ」は何が違う?
個人宅やお店の軒先も「ポート」にできる。まずは福岡で2月27日に開始。 - LINEが自転車シェアリング事業に参入 中国Mobikeと提携、LINEアプリから直接利用可能に
2018年上半期までにサービス連携を開始。