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通販サービス「ECオーダー」、システム障害で長期メンテナンス 個人情報流出の可能性も指摘
通販を委託していたゲームメーカーから個人情報流出の疑いがあると告知されています。
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ゲームソフトなどの通販に利用されている通販業務サービス「ECオーダー」が、6月末から長期のメンテナンスで停止しています。また個人情報が流出した可能性があると指摘されています。
まどそふと、エウクレイア、オーガスト、アリスソフトなど、同サービスに通販を委託している複数のゲームメーカーから7月19日、相次いで告知がありました。
いずれもECオーダーが長期間に渡って停止しており、個人情報流出の疑いが出ていることを知らせています。流出の疑いについて、運営元のホビボックスから詳細な情報は得られておらず、通販利用者は念のためクレジットカードの使用履歴を確認するようにと呼びかけています。一部企業は他の通販サービスへの乗り換えを表明しています。
ECオーダーのWebサイトには現在、システム障害に伴う復旧作業とセキュリティ強化作業を同時に実施しているとのメッセージが掲載されています。第三者機関とともに原因調査と復旧を進めているとし、8月中旬ごろに再開予定としています。
編集部では個人情報流出の疑いについてホビボックスに問い合わせましたが、Webサイトに記載していること以上は回答できないとのことでした。
8月22日追記
ホビボックスは22日、調査と作業に時間を要しているとして「再開時期は未定」と告知。9月下旬ごろには目途などを案内できる見込みだとしています。
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23日から不正アクセスの可能性があるとしてサービスを停止していました。