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米連邦取引委員会(FTC)は7月24日(米国時間)、ユーザーの個人情報保護をめぐりFacebookが50億ドル(約5400億円)の制裁金を支払うことで合意したと発表しました。
FTCは2012年に、「Facebookがユーザーをあざむいて彼らが非公開になっていると思っている情報を共有できるようにしていた」として提訴し、和解の条件として同社に、ユーザーの個人情報やセキュリティについて虚偽の表示をしないよう命じていました。今回の制裁金は、同社がその命令に従っていなかったとして科されたもの。制裁金支払いの他、同社はプライバシーに関する取り組みの再編などにも対応しなければなりません。
50億ドルという金額は消費者プライバシー侵害に対する企業への制裁金としては過去最大となります。
Facebookのマーク・ザッカーバーグCEOは大規模な構造改革を行うとコメントしています。
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個人情報の漏洩はなかったとのことです。