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2年縛りと違約金が「なし」になる ソフトバンクが新料金プランを発表

「解約月だったのに忘れてたー!」といった時代が過去に。

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 ソフトバンクは9月6日、いわゆる“2年縛り”と途中解約の違約金を廃止した、携帯電話の新料金プランを発表しました。10月1日から違約金の上限を1000円とする新ルールが始まりますが、これに合わせる形で大手としては初めて違約金も廃止。ユーザーとしては1カ月単位で柔軟に契約を見直すことができるようになります。

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ソフトバンクが契約期間と契約解除料を廃止した新プランを発表(ニュースリリース

 新プランではデバイスごとの基本料金を980円(税別、以下同)に統一。その上でデータ定額サービスや、国内通話が無料になる定額オプション(月額1500円)、1回5分以内の国内通話が無料になる準定額オプション(月額500円)などを組み合わせる形にしています。

 データ定額サービスでは、月間のデータ容量が50GBの「データプラン50GB+」(6500円)、0〜50GB(4段階)の「データプランミニ」(3000〜7500円)のほか、1GBで1500円の安価なプランなども用意します。50GBプランと基本プランの組み合わせは「ウルトラギガモンスター+」、基本プランと0〜50GBプランの組み合わせは「ミニモンスター」というサービス名称になります。

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新料金プランの「基本プラン」(ニュースリリース
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新料金プランの「データ定額サービス」(ニュースリリース

 新料金プランは9月13日から受け付けます。これに伴い、従来のプランは12日で新規の受け付けが終了します。すでに加入中のユーザーは従来通り利用でき、新規が終了するプランから新プランへ変更する場合も、利用期間にかかわらず違約金はかかりません。ただ、「月月割」や一部の割引サービス、キャンペーンなどは新料金プランでは適用されないとのことです。

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「ウルトラギガモンスター+」の料金イメージ(ニュースリリース
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「ミニモンスター」の料金イメージ(ニュースリリース
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「スマホデビュープラン」「ケータイ1GBプラン」の料金イメージ(ニュースリリース

 2年契約を条件に料金などを割り引く“2年縛り”の見直しには、政府の強い意向が背景にあります。10月1日に施行する改正電気通信事業法に合わせた新ルールでは、定期契約の場合の途中解約違約金は上限1000円になり、大手キャリアがこれまで設定してきた「9500円」から大幅に引き下げられます。また、2年縛りがないプランとの月額料金の差を170円にするルールも始まります。

 KDDI(au)は8月28日、途中解約の違約金を従来の9500円から1000円に引き下げると発表しています。

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