スーパーカー級のスペックで航続距離700キロ メルセデス・ベンツ、Sクラス相当の高級EVコンセプト「VISION EQS」披露(1/2 ページ)
ぬるっとしたデザインがすごい。どうなってるんだ、このテールライト!?
メルセデス・ベンツは、ドイツで開催された「フランクフルトモーターショー2019」で高級EV(電気自動車)のコンセプトカー「VISION EQS」を発表しました。
EQシリーズはメルセデス・ベンツの電気自動車ブランドで、第1弾としてSUV(スポーツタイプ多目的車)の「EQC」が市販化されています。今回のコンセプトカーはEQS、つまり“EV版のSクラス”を目指した高級サルーンです。
VISION EQSはセダンですが流麗なクーペのフォルムを取り入れ、いわゆる「4ドアクーペ」のデザインを採用しました。スチール、アルミニウム、カーボンを使った複合素材で作られた流麗なボディラインだけでなく、細部のデザインにも注目。無数のLEDが埋め込まれたグリル(っぽい部分)や細かな点が並ぶテールライトはとても斬新で、インパクト絶大ですね。
特にテールライト周辺は、よく見るとひとつひとつの点がベンツのロゴの「スリーポインテッドスター」になっています。
最高出力は476馬力で、静止状態から4.5秒で時速100キロに達するスーパースポーツカーに匹敵する加速性能を持ちます。速さを追求する一方で最長700キロの航続距離も確保しており、なかなか実用的なスペックに感じます。
インテリアは乗員を包み込むような変わった形状のシートが並び、一体感のあるダッシュボードやコンソールのデザインとあわせてまるで宇宙船のような雰囲気。もちろん、インフォテインメントシステム「MBUX」にも対応します。
メルセデスはEQSを次世代EVのマイルストーンに位置づけており、今後もさらなる研究開発が続けられていくもよう。ここからどのような進化を遂げていくのかにも注目したいですね。
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