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SUGEEE 伝説のレーシングカーがEVで復活 ベンツの「Vision EQ Silver Arrow」が初公開(1/2 ページ)

これまたぶっ飛んだすごい形。【画像39枚】

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 カリフォルニアで開催されたイベント「ペブルビーチ・オートモーティブ・ウィーク」で、メルセデス・ベンツの最新コンセプトカー「Vision EQ Silver Arrow」が発表されました。

Vision EQ Silver Arrow
Vision EQ Silver Arrow(写真:メルセデス・ベンツ 以下同)

 Vision EQ Silver Arrowは、メルセデス・ベンツのレーシングカーがシルバーアローと呼ばれる礎となった1930年代に活躍した伝説のクルマ「W125」をモチーフとしたコンセプトカーです。

 銀色に輝く流線型ボディーはW125のイメージを世代を超えて受け継ぎつつも、地面に張り付いてかっ飛ぶ弾丸のような迫力の形状に進化。ホイールの半分を覆う独特なデザインのカバーや、リアからサイドにかけて大きく回り込んだ細いLEDテールライトなど、近未来の雰囲気を感じる意匠も取り入れています。

大きくタイヤが張り出した流線型のボディ
大きくタイヤが張り出した流線型のボディー

 Vision EQ Silver Arrowが掲げた「シングルシーターのスポーツEV」というコンセプトは、日産/インフィニティ(関連記事)やアウディ(関連記事)がくしくも同じペブルビーチ・オートモーティブ・ウィークで公開しています。

 しかしVision EQ Silver Arrowは他にも新世代らしい新しい提案も盛り込みます。750馬力のモンスターEVであると同時に、運転席のモニターで「往年のW125と戦える(……!)」という仮想レース機能や、AI(Artificial Intelligence:人工知能)でドライバーのスキルアップを図るバーチャルレースコーチアシスタント機能など、テレビゲーム的機能も搭載するそうです。

 そういえば車内はプライベートで自由な空間の1つ。自動運転が実現したならばその活用シーンはもっと広がります。高級感の演出や運転の楽しさだけでなく、「移動の手段」としてのクルマの役割を俯瞰して考えると、先進ITを活用した新たな楽しみ方としてこういった考え方もアリなのですね。

ステアリングの中央にメーターを配置
ステアリングの中央にメーターを配置

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