2019年10月1日の株式市場で、コロプラ(東証1部)が取引開始直後に年初来高値を更新した後、一気に急落。そのまま安値圏で推移し、前日比212円安(-11.9%)の1571円で取引を終えています。
スクウェア・エニックス・ホールディングス(東証1部)と共同開発した「ドラゴンクエストウォーク」の好調な滑り出しを受けて株価が上昇していたコロプラですが、9月30日のiOS向けセールスランキングでドラクエウォークはトップから陥落していました(1位はCygamesの「プリンセスコネクト!Re:Dive」)。
10月1日から信用取引の売り・買いとも増担保規制(50%、うち現金20%)の対象になったことも警戒され、これまで急ピッチで上げてきたこともあって(関連記事)、利益確定の売りに押されたようです。
最高値は9時18分に付けた1930円ですが、その46分後の10時4分には最安値となる1502円まで下がるという急落ぶりです(最高値からの下落率は約22%)。値下がり率は全市場で6位でした。
スクウェア・エニックス・ホールディングスも405円安(-7.7%)の4845円で取引を終えています。
また、コロプラと同業のKLab(東証1部)は169円安(-13.4%)の1088円と、2日連続の大幅安。リリースしたばかりの新タイトル「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバルALL STARS」がセールスランキングでトップ10内から落ちたことが響いたようです。
ただ、「ラブライブ!」シリーズのほか「BanG Dream!(バンドリ!)」シリーズなども手がけるブシロード(東証マザーズ)は85円高(+2.7%)の3190円と堅調。アプリゲーム「バンドリ! ガールズバンドパーティ!」は30日のセールスランキングでトップ圏内に入っているほか、劇場アニメ「BanG Dream! FILM LIVE」は興行収入が2億円を突破したと発表しています。
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