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東京商工リサーチによると、映像加工を専門に手がける「ピクチャーエレメント」(東京都世田谷区)が9月18日、東京地裁から破産開始決定を受けました。負債総額は約1億9400万円とのことです。
映像に視覚効果をもたらすVFX(ビジュアル・エフェクツ)や、映像の色調などをデジタル調整するDI(デジタル・インターミディエイト)など、ポストプロダクションを中心とした映像加工専門の企業。2014年に東宝が資本参加しており、拠点は東京・成城の東宝スタジオ内に構えていました。
8月公開の「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」ではDIを担当。4月公開の「キングダム」ではVFXやDIに参加するなど、話題作を含む多くの作品に関わった実績があります。
東京商工リサーチによると、2018年8月期の売上高は約6億1300万円でしたが、採算性が低く、1億円超の債務超過に陥っていたとのことです。受注した案件の不採算や、見込んでいた案件の失注などもあって資金繰りがひっ迫し、事業継続を断念して破産の申し立てに至ったとのことです。
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債務の大部分は過去のアニメの制作費に関連するものとしています。