ニュース
Instagram、いじめ対策機能を追加 特定アカウントとのやりとりを相手に知られないよう制限
相手を傷つける可能性のあるコメントが投稿されようとしたとき、AIが検知して再考を促す機能も。
advertisement
Instagramがサイト上のいじめ行為を防止するため、2つの機能追加を発表しました。1つは、特定のアカウントに対し、相手に知られないようやりとりを制限できるものです。
例えばAがBに「制限」をかけた場合、Aの投稿に対してBがシェアしたコメントは、Bにのみ表示されるように。Aは当該コメントを承認し、他のユーザーに表示する選択もできます。また、AがInstagram上でオンラインであることや、Bからのダイレクトメッセージを既読したことも、Bには表示されないようになります。
導入のきっかけは若い利用者からのヒアリングで、彼らが状況の悪化を恐れ、いじめ行為の主をブロックや通報することに消極的であると判明したこと。そこで運営は、相手に知られることなく、望まないやりとりからアカウントを保護する機能が必要と考えたといいます。
もう1つの機能は、コメントが投稿される前に、再考を促すもの。他者を傷つける可能性のあるコメントが投稿されようとしたときにAIが検知し、投稿主へ事前に通知します。同機能はまだ初期のテスト段階ながら、通知によって投稿者がコメントを取り消したり、控えめな表現に変えたりするケースが確認されているとのことです。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- Instagramがいじめ防止策を発表 「いじめコメントにAIが警告」「コメントのミュート(制限)機能」
相手に知らせずコメントを非表示にできます。 - 興味のあるツイートにリプライがあると通知機能 Twitterがテスト中と発表
他人のツイートへのリプライも通知が受けれるようになります。 - LINEのタイムラインに「ストーリー」機能が追加 近況をリアルタイムに画像や動画でシェア
Instagramのストーリーズと同様、24時間で消えます。気軽な近況報告に。 - Instagram、「いいね!」数を非公開にするテスト実施
- クソリプを隠せる Twitterが「リプライ非表示機能」を日本でテスト
既にカナダでテストしている機能で、ポジティブなフィードバックがあったとしています。 - Twitter、画像添付機能を改善 長押し&ドラッグで画像の表示順を入れ替え可能に
編集部では入れ替えができた人とできなかった人が。新仕様はユーザー別に随時実装されているものとみられます。